【漢方医監修】辛い生理中・前後の肌荒れは漢方薬で劇的に治る

ビューティー・ヘルス

生理前後になると多くの女性が、いろんな症状に悩まされていると思います。

月経前症候群(PMS)

例えば、ひどく疲れやすくなったり、悲しくなったり、眠くなったり、反対にイライラ感が募ってまったく眠れなくなったり、特定の食べ物ばかり食べたくなったり。

胸が張ってくる、お腹が痛いなどの身体的なものではないものが多いと思います。

これは、月経前症候群(PMS)と呼ばれるものです。その症状は、女性の数だけ違います。病名はついていますが、定期的に通院して治そうとしている人は、本当にごくわずかです。

名前の通り月経直前に症状が強く、生理月経が始まって、2~3日経てばだいたいの症状が落ち着きます。

大変に辛い症状なのですが、本人にしかわからない要素が多いため多くの女性が我慢を重ねながら生活をしています。

しかし、月のうち、約3分の1の時間をこのような状態で、(生理周期のある)人生の約半分弱の期間を過ごすのは考えてみればとてもつらいことです。

肌トラブル

PMSのような月経と関係した不調の一つとして取り上げてみたいのが「月経周期に関連した「肌トラブル」です。

ニキビや吹き出物が出たり、肌がささくれ立つことでお化粧が乗らない、もしくは、肌が敏感になりすぎてお化粧ができないなどなど。

そして肌荒れはお顔だけの問題ではありません。全身の肌が乾燥して痒くなるというような人もいます。そんな状態がひと月のうち10日以上続くなんて、とても憂鬱ですよね。

漢方医学では月経に関連した身体的障害を軽微なものから重度のものまですべて含めては「血の道」とも呼ばびれます。

こうした血の道としての肌トラブルに対しても敏感肌用の化粧品や各種の薬用外皮剤は確かに有効です。

でも、肌トラブルに明らかに月経周期が関係している、つまり全身の不調である血の道の症状の一部ととらえたほうが良い場合には、別の改善策も併用するほうがより効果的でしょう。

こうした血の道症関連の諸症状に非常に有用なのが漢方薬です。

漢方薬の処方を得意とする婦人科・皮膚科や内科(この場合は漢方内科と標榜していることが多い)で相談すれば、血の道に関する諸症状に適した漢方薬を処方してもらえます

また、漢方に詳しい薬局で薬剤師に相談して漢方薬を選んでもらうのもよいでしょう。

血の道関連の諸症状に使われる漢方薬の例としては、

漢方薬

  • 桂枝茯苓丸(加よく苡仁)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 温経湯(ウンケイトウ)
  • 女神散(ニョシンサン)
  • 桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
  • 温清飲(ウンセイイン)

といったものが挙げられます。

漢方においては決して症状(や病気)と薬が一対一で対応しているわけではなく、体質全体(証といいます)に合った適切なものを選ぶ(選んでもらう)ことが特に大切です。

よく漢方薬には速効性がないなどと言われたりしますが、実はそんなことはありません。

体質にバッチリと合ったものを見つけることができれば、驚くほど劇的に症状を改善できることもしばしばです。

ですから、(自分で)どの漢方薬を選ぶかということよりも、「誰に」漢方薬を選んでもらうかということのほうがよほど大切な場合も多いのです。

まとめ!

「良薬は口に苦し」。とは言いますが、実際には体質に本当に適合した漢方薬に出会えた場合、苦いどころかむしろ「美味しい」と感じることもしばしばあります。

毎月30日間をフルに健康に、気分よく過ごすために。自分にピッタリ適合する漢方薬を探してみられてはいかがでしょうか。

飯島慶郎

6 views

総合内科専門医・東洋医学会認定医・家庭医療専門医・認定産業医・臨床心理士・公認心理師・産業カウンセラー 東洋医学(漢方医学)・総合診療学・臨床心理学・精神医...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。